こんなニュースがありました
紀伊半島沖から四国沖にかけての南海トラフで、陸海のプレート境界の浅い部分がゆっくり滑る現象を7地点で検出したと、海上保安庁の石川直史火山調査官と東京大の横田裕輔講師が15日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。
将来、観測地点が増えてデータが蓄積されれば、巨大地震のリスク評価に役立つと期待される。
確かに観測地点が増えてデータが蓄積されれば予測精度が上がることは確実でしょう
しかしそれ以前に地震予知には問題があります
↓
「南海トラフだけ、予測の数値を出す方法が違う。あれを科学と言ってはいけない。地震学者たちは『信頼できない』と考えている。他の地域と同じ方法にすれば20%程度にまで落ちる。同じ方法にするべきだという声は地震学者の中では多いが、防災対策をする人たちが、今さら数字を下げるのはけしからん、と主張している」
地震の発生予測は、地震調査研究推進本部(本部長・文部科学相)の地震調査委員会の下部組織、海溝型分科会で地震学者が出し、上部組織で決定する。予測値は二〇一二年の分科会では、地震学者たちが「信頼性を高めるため、算出方法を統一するべきだ」と唱え、いったんは、それまでの「70%」から大幅に下げられる見通しとなった。ところが、大反対が巻き起こった、という。
予測値を割り出す仕組みが大きく分けて二通りあり、それぞれのメカニズムを電話のやりとりだけで理解するのは難しかった。だが、南海トラフ地震だけ予測値が突出しているのは、特別な算出方法のためで、その方法を地震研究者らが「信頼できない」と考え、方法を日本全体で統一しようとすると、大反対が起きること、反対には「意図が隠されている」らしいことは理解できた。
「南海トラフがどんな算出方法かというと、高知県でのある場所の(地層の)隆起をもとにしているんですよ。一七〇七年から一九四五年まで三回記録されていて、そこから割り出す方法。でもね、なぜ、隆起量だけでわかるの? 疑問の突っ込みどころ満載なんですよ。研究者でこの数値をまともに信じているのが、どれほどいるのかっていうくらい。でも、それが変えられない」
なんじゃこれ?
科学者が科学的アプローチで予想していない
言葉は悪いが「デマ」を飛ばしている
もし今回のゆっくりすべりでデータを蓄積して分析した結果、確率が下がることがあってもまともに発表されないでしょう
このままでは
なかなか地震を予知できないのは
地震学がまだまだ発展途上というのもあるでしょうが
それ以前に地震学者がデータを読めないというか読もうとしないところがあるのでしょう。
熊本地震、胆振東部地震などまったくノーマークのところで発生してましたんで
そもそも地震予知に疑問を持っていましたがこの記事をみてますます信用できなくなりました
とはいえ地震に対する備えだけはしておいたほうがいいとは思っています
早く地震学会で科学的な議論ができるようにしてほしいです
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