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東京都大田区に「令和島」誕生 わかりやすく解説

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初の令和の名がついた地名の誕生です。

地理マニア的には嬉しいニュースですが・・・

 概要

大田区は、中央防波堤埋立地で新たに編入される区域の町名案を「令和島」に決定した。

選定理由は、歴史的沿革を持ち、改元の年に帰属が決まった地の、次世代に向けて輝く未来を象徴し、大田区臨海部の平和島や昭和島などとの一体感もあり、覚えやすいとしている。

2019年12月17日から2020年1月31日まで一般公募を行ない、532件の町名案の中から選ばれたもの。今後、町区域の新設案の公示を行ない、議会の議決を経て正式決定する。

中央防波堤埋立地江東区大田区が長年にわたり、それぞれが全島帰属を主張していた。しかし、2019年9月、東京地方裁判所での第一審判決を両区が受け入れ、帰属問題が解決。埋め立て地の79.3%(399ha)を江東区が、20.7%(104.2ha)を大田区の帰属とした。

江東区の新町名は「海の森」となることが決まっている。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1239137.html

 

大田区江東区の領土問題に発展し裁判に

埋立地は周辺自治体で境界線画定で揉めることが多く

ここもそうでした。

 

中央防波堤外側埋立地共々、大田区江東区の間で長期にわたる帰属権の争いがあった。両区の協議が決裂し、2017年にはそれぞれが東京都に対して地方自治法に基づく自治紛争処理委員による調停を申請した。東京都は2017年10月16日に、内側埋立地江東区に帰属させる調停案を示したが、これに大田区が反発し、2017年10月30日付で江東区を相手取り、境界の確定を求めて東京地方裁判所に提訴した。2019年9月20日、東京地方裁判所は内側埋立地の全域を江東区に帰属させる判決を言い渡し大田区江東区はともに判決を受け入れる事を表明した。これにより、中央防波堤内側埋立地江東区に帰属することになった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/中央防波堤内側埋立地

 

令和島の場所

下の地図でピンが打ってあるあたりの西側が大田区となります。

 

大田区の領域はこちら↓

https://goodonelist.com/1406/

 

この島の半分以上は江東区です。

江東区側の地名は「海の森」という

なんとも統一感のない島です。

ここからも大田区江東区の仲の悪さがわかります。

 

周辺には羽田空港、お台場、東京ディズニーランドがあります。

また交通の要衝となりえるところですね。

ここは発展すること間違いなし。

大田区が欲しがるのもわかる気がする。

 

「令和島」命名について

うーん、単独の島であれば「島」とつけるのには異論がありませんが・・・

平和島と令和島で間違えそうなのですが・・・

タクシーで行くときは要注意ですね。

 

私なら「令和町」「新令和町」「令和新町」「大田令和町」とか

平和島と混同しないように配慮しますが、そこまで考えなかったのかな?

 

まとめ

初の「令和」がつく地名ですので、ユーチューバーが「明治大正昭和平成令和の地名全部行ってみた」みたいな動画が作られるのでしょう。

 

名前のインパクトはありますね。

 

平和島と混同は注意ですね。

そして同じ島内の地名が「令和島」「海の森」と統一感のないこと。

大田区江東区の仲の悪さがここでも表れています。

 

好立地なので発展が約束されている場所です。

 

ここがどんな街になるか?楽しみですねえ。

 

首都高と鉄道を通したいわ。

カジノ建設は反対ですけどね。

 

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